カプセル型胃カメラの費用、普通の胃カメラと何が違うの?どんな病院で対応してるの?

 

通常、胃カメラというと鼻や口からチューブのようなものを入れる…というのが一般的なイメージですが、カプセル型の胃カメラというものがあるのをご存知でしょうか?

文字通り、カプセル大の大きさ(幅1cm、長さ2.5cm程度)で、チューブや線などはついておらず口から飲み込むことができます。

以外と知られていないこのカプセル型胃カメラの費用、通常の胃カメラとの違い、どんな病院で対応しているのでしょうか?


・カプセル型胃カメラどんな仕組みなのか?

 

このカプセル型胃カメラですが、正式にはカプセル内視鏡といいます。

 

超小型のカメラを内蔵したカプセル型の内視鏡です。

 

通常の内視鏡と違いチューブなどはついていませんので口から飲み込み、

消化器官を通って肛門から排出されます。

 

その際、体内の写真を受信装置に送信し、

その写真を元に診察をするのです。

 

 

・通常の胃カメラと何が違うのか?

 

チューブなどがついておらずカメラは360度回転できるため、

通常の胃カメラよりも広い範囲の撮影が可能ですが、

方向やスピードを手でコントロールすることはできません。

 

また非常に小さいので患者の体にかかる負担が少なくて済みます。

事前にバリウムを飲む必要もありません

 

バリウムが苦手な人は多いですから

これは非常に嬉しいですね!

 

そして小腸や消化器官などで原因のわからない出血などがあった際など、

その部位や異変の具合などを正確に捉えることができます。

 



 

・費用はどれくらい?

 

カプセル内視鏡は約8時間後に肛門から排出されますので、

基本的に使い捨てとなります。

 

そのため通常の胃カメラよりも高価になり、

保険適用時(原因不明の消化器官の出血など医師が必要と判断した場合)で3万円程度、

保険が適用されないと事前の受診なども含め10万円程の費用がかかります。

 

・どんな病院で対応可能か?

 

カプセル内視鏡検査のできる病院は全国にあります。

 

特に総合病院などの大きな病院や消化器科などの専門病院に

扱っているところが多い様なので、

事前に自分の住んでいる自治体で取り扱っている病院はあるかどうかを

調べてから受診するのが良いでしょう。

 

・前日、当日に注意すべきことは?

 

通常の内視鏡検査と同じく、

前日の夜21時以降は飲食を控える必要があります。

 

当日胃の中に内容物が残り撮影の妨げとならないよう

なるべく消化のいいものを摂取すると良いでしょう。

 

なた当日は、カプセル内視鏡を飲み込んでから2時間は飲食はできません。

4時間後からは軽い食事、8時間後からは通常の食事ができます。

 

以上が注意点となります。

そのほか細かい注意等は受信時医師から指示をあおぐと良いでしょう。

 

カプセル内視鏡は日本では承認・認可がおりてから10年以内の

比較的新しい検査法と言えますので、

進化の多い医療分野の中でも今後もどんどん進化していくかもしれませんね。

 

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