大阪 岸和田だんじり祭り2013日程は?観覧席チケットの購入方法。
今やすっかり有名となった「岸和田だんじり祭」。
けんか祭の異名を持ち、訪れた人たちが
怖い思いを感じながらも魅了される秘密は、
大迫力の中に併せ持つ勇壮さと優美さにあります。
《開催日程》
宵宮:2013年9月14日(土)6:00~22:00
本宮:2013年9月15日(日)9:00~22:00
《会場》
岸和田市北西部・岸和田城下およびその周辺
醍醐味は迫力満点の「やりまわし」。だんじりの精緻な彫刻も必見
毎年9月に開催され、「けんか祭」の異名を持つほど
大迫力の岸和田だんじり祭。
かつては年に3回祭礼を行っていましたが、
最も盛大な秋の祭礼に一本化されていきました。
現在では、試験曳きが9月第1日曜と本祭前日に、
本祭は敬老の日直前の土・日曜日に開催されます。
元禄16(1703)年に時の岸和田藩主・岡部長泰が
五穀豊穣を祈願して行った稲荷祭が始まりとされています。
だんじり祭の基本単位は「町」で、
祭りには岸和田地区22町が参加。
前方に100mほどの2本の綱をつけ、
重さ4t以上にもなるだんじりを法被姿の町民が
500人近い人数で曳き、それぞれが地元の町を疾走します。
曲がり角ごとでスピードに乗っただんじりを
方向転換させる「やりまわし」は迫力満点。
曳行コースの曲がり角は大勢の観客で溢れています。
だんじりに施された彫刻も見所のひとつ。
特に、近世の岸和田城下において城門を潜る必要性から
独自の進化を遂げた「下だんじり」は優美なシルエットと
精緻な彫刻で人気があります。
![岸和田 下だんじり](http://jyohorecipe.com/wp-content/uploads/2013/08/imgres-1.jpeg)
全てのだんじりは総欅造り。
欅には女神が宿ると言われ、
女性(女児は除く)はだんじりに乗ることができません。
地方祭りのひとつだった岸和田だんじり祭が
全国的に有名になった理由には、
雄壮な男性たちの気迫と情熱が生み出す圧巻の迫力があります。
曳き手の若者たちは、この日のために
6月頃から毎日走り込みなどをして体力作りをするそうです。
早朝から夜中までだんじりを満喫。観覧席なら安全にゆっくり観賞
だんじり祭は朝が早いのも特徴。
1日目・宵宮の早朝5時半から6時頃、
各町のだんじりが大阪臨海線岸和田港交差点・
通称「カンカン場」を目指して一斉に出発する「曳き出し」で幕を開けます。
午後からは岸和田駅前でパレードも開催。
2日目・本宮は午前9時過ぎ頃から
岸城神社や岸和田天神宮で「宮入り」を行います。
なかでも、かつて「城入り」と呼ばれた岸城神社の宮入りでは、
岸和田市役所前のコナカラ坂を一気に駆け上がっての
豪壮なやりまわしが必見です。
両日とも午後7時~10時頃までの間は、
だんじりを歩行曳行する「灯入れ曳行」が行われます。
約200個の赤い駒提灯に照らされた優美なだんじりが
ゆっくりと進んで行く様子は、昼間の「動」に対し雅やかな「静」。
全く対照的な2つの表情も、多くの人が魅了される理由かもしれません。
【曳行コースマップ】http://wakaren.net/map/tsuujyou_corse.pdf
【見物ポイント】http://wakaren.net/point/index.html
だんじり祭をより楽しむなら、町ごとの町紋に注目です。
だんじり本体はもちろん、法被や手ぬぐい、
町内に設置された自動販売機にまで、
町名やそれを象徴する意匠に統一されています。
また、岸和田駅周辺は大勢の観客と交通規制で
前へ進むことも困難なので、蛸地蔵駅か和泉大宮駅の利用がおすすめ。
情緒ある岸和田の町を歩きながら各町の町紋を楽しみ、
遠くから聞こえてくる鳴り物の音と歓声を聞きながら
会場へと向かうひとときは、祭への期待がさらに高まるのではないでしょうか。
安全に観賞するための観覧席も設けられています。
●岸和田だんじり祭観光協会
8月初旬に発売を延期。確定次第HPで告知
●トーヨートラベル株式会社
地元・岸和田の旅行会社。
岸和田だんじり祭観覧席プランや岸和田だんじり祭スペシャルツアーを用意