爆弾低気圧とは?台風、ハリケーンとの違いは何?名前は誰が決めるの?

「爆弾低気圧」とは、急速に発達した熱帯低気圧並みの温帯低気圧を指す俗語です。
1980年にマサチューセッツ工科大学の気象学者フレデリック・サンダースさん達が提唱しました。


<爆弾低気圧の定義など>

 

12時間以上にわたって中心気圧が1ヘクトパスカル以上低下した温帯低気圧

と、一応の定義はされていますが、

未だに様々な気象研究者によって解析が行われています。

 

「爆弾低気圧」という名称が日本に登場したのは、

2004年のある地方紙の紙面で用いられたことが発端と言われています。

 

その名称から注意喚起を促す意味ではインパクトがあり、

外出者などには早期帰宅させる効果があります。

 

しかし、「爆弾低気圧」という言葉は英語の直訳である点から、

現在、日本気象協会では、「急速に発達する低気圧」と名称が変更されています。

 

ちなみに「ゲリラ豪雨」という言葉も流行りましたが、

こちらも「局地豪雨」と変わっています。

 

やはり、用いている言葉の比喩に問題があるのでしょうが、

人々の関心を惹きつける点においては意義があったと思われます。

 

<爆弾低気圧と台風などの違い>

 

低気圧には種類が、6つあり、台風やハリケーンは熱帯低気圧です。

 

一方、「爆弾低気圧」は、温帯低気圧です。

 

温帯低気圧は、高温な赤道付近と低温の極地付近との温度差により生じます。

熱帯低気圧は、熱帯の海上で発生するもので、温帯低気圧とは、発生原因も構造も違います。

 

熱帯低気圧には、台風、ハリケーン、サイクロンなど様々な呼び名がありますが、

これは、発生した地域により決められています。

 

台風は、北西太平洋や南シナ海で発生したものを指します。

ハリケーンは、大西洋の北部・南部、太平洋の北東部・北中部を指します。

(厳密には緯度の定義があります。)

サイクロンは、主にインド洋で発生したものを指します。

 

<名称のルール>

 

低気圧については、2002年にベルリン自由大学気象研究所が、

命名権を販売し購入者が名称を決められることになっており、

実際に日本人の気象予報士が購入したこともあります。

2005年秋に、日本人名の低気圧「TAKASHI」が誕生しました。

 

ハリケーンについては、アメリカにある2つのハリケーンセンターが命名しています。

アルファベット順に男女名で名前が付けられ、2つのセンターで異なります。

記録的なハリケーンで知られているのは、カトリーナ(katrina)やアイバン(Ivan)があります。

 

台風は、気象庁がその年に発生した順につけています。

例えば、12番目の台風ですと、「台風12号」となります。

特に災害の大きいものには上陸地点の名称をつけて呼ぶことがあります。

「伊勢湾台風」などが有名です。

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ