バーストラウマの症状と原因とは?対処法にはベビーマッサージがおすすめです!

 

“バーストラウマ”という言葉を聞いたことはありますか?

バーストラウマとは赤ちゃんが「妊娠期間中」「出産時」「出産後」に抱く、ストレスのことです。そのストレスは、医学的立場からも、赤ちゃんの気分や性格の基礎に影響を及ぼす、と言われています。



そんな大げさな!と思ってしまうかもしれませんが、

実は、どの赤ちゃんも受けてしまっているものです。

 

ここでは、それぞれの段階で抱いてしまうストレスと、

そのストレスによって現れる症状、それから、

そのストレスを癒してあげる対処方法をお教えします。

 

◆三段階のバーストラウマ

 

《妊娠期間中のトラウマ》

10ヶ月間の妊娠期間中に、ママの胎内で受けたストレスのことです。

 

例えば、出産をためらった、望んだ性別と違う性別だった、

飲酒・喫煙など赤ちゃんに害の及ぶ生活をした、

赤ちゃんのことを忘れて忙しく過ごした、というようなこともそうなのですが、

赤ちゃんを大切に思って妊婦生活を送ったとしても、

ホルモンバランスがくずれたり、ツワリでしんどい時期を過ごしたり、

何度も、不安やイライラなど、様々な負の感情を持つときがあると思います。

 

そんな感情がダイレクトに赤ちゃんに伝わって、ストレスになってしまうのです。

 

《出産時のトラウマ》

ママも苦しい陣痛やお産ですが、お腹の中の赤ちゃんも命がけのことです。

 

自然分娩であっても、子宮の収縮や産道を通ってやってくることは

赤ちゃんにとって大変なストレスです。

 

まして、陣痛誘発剤での計画分娩や、

麻酔を使用した無痛分娩など、

人工的な力を加えたお産や、帝王切開、早産、逆子、

へその緒のからみ、難産など、

リスクの高い出産であればあるほど、赤ちゃんの受けるストレスは大きくなります。

 

 

《出産後のトラウマ》

産まれてからすぐに感じるストレスのことです。

 

子宮という安全で守られた場所から、

突然騒々しい外界に投げ出された新生児は、

それだけで不安でいっぱいです。

 

そんな状況で、母子が別室で離れて過ごす期間が長くなれば、ストレスは更に増してしまいます。

 

◆バーストラウマが引き起こす症状

 

胎児期から出産前後に赤ちゃんが受けたストレスは、

記憶としてははっきり出てきませんが、

身体の感覚や、漠然とした不安、といった形で表面化するといわれています。

 

例えば、胎児期から出産では、

低体重児や出産の遅れを招くと言われています。

 

また、出産後には、ひどい後追い、夜泣き、癇癪(かんしゃく)、ダダコネ、

食べても体重が増えない、吐きやすい、目が合わない、おっぱいや抱っこを嫌がる、

など、という症状として現れます。

 

もちろん、子育てをしていく中で、

赤ちゃんがママの愛情をしっかり感じとることができれば癒されていきますが、

そのストレスが放置されると、発達の遅れや、性格にも影響すると言われています。

 

◆バーストラウマを癒すための対処法

 

妊娠中には、ママがリラックスして、

赤ちゃんのことを気遣った生活を送ることはもちろんですが、

お腹をなでながら、赤ちゃんに話しかけてあげると更に良いでしょう。

 

いわゆる『胎談』です。

 

お腹の中の赤ちゃんは、耳も聞こえていますし、

脳も形成されていますので、ママが話しかけてあげれば、

それは赤ちゃんにしっかり伝わると言われています。

 

「ママもパパもあなたが生まれてくるのを楽しみにしているよ。」

「元気に生まれてきてね。」

という気持ちを伝えてあげましょう。

 

出産後には、積極的に赤ちゃんとコミュニケーションをとりましょう。

 

赤ちゃんとのスキンシップによってママの愛情ホルモンも出てきて、

精神面だけでなく、母乳の出がよくなったり、産後の回復が早まったりもします。

 

また、赤ちゃんとのコミュニケーションとして、

今注目されているのがベビーマッサージです。

 

赤ちゃんの肌に触れることで、赤ちゃんもママも、

愛情いっぱいで豊かな絆を育むことができます。

 

ママも不安なことだらけだとは思いますが、

赤ちゃんに愛情を注ぐことで、また、赤ちゃんから愛情が引き出されていくはずです。

 

たくさんスキンシップをして、赤ちゃんとママの豊かな関係を築いていきましょう。

 

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