りんごジャムの簡単作り方レシピ電子レンジ編。保存方法と期間は?
1玉をなかなか食べきることができないりんごは、
トーストやスイーツなども美味しく楽しめるジャムにするのがおすすめ。
手間がかかって難しそうなジャム作りですが、電子レンジを使えば簡単で失敗知らずですよ。
今日は電子レンジを使ったりんごジャムの作り方と保存方法・期間についてです!
旬は栽培品種ごとにさまざま。りんごは皮までまるごと食べよう
![りんごの種類と旬の時期](http://jyohorecipe.com/wp-content/uploads/2013/06/8-29-08-rin1-1a928-300x225.jpg)
りんごは地域ごとに様々な品種が栽培され、それぞれに旬があります。
種類は出荷時期によって、
・9~10月に出荷される早生
・10~11月に出荷される中生
・11月以降に出荷される晩生
の3種類に分けられます。
栽培地は主に青森・秋田・長野・群馬県などの東北地方ですが、
「紅玉」や「ふじ」など、全国的に栽培されている品種もあります。
「つがる」や「紅玉」は早生、
「陸奥」や「ジョナゴールド」「北斗」などは中生、
日本の流通の約半分を占める「ふじ」は晩生にあたります。
リンゴはクエン酸やリンゴ酸といった有機酸を多く含んでいます。
有機酸には胃腸の働きをよくしたり、
疲労の素となる乳酸を減らして疲れを取り除くので、
肩こりや腰痛の予防にも効果的です。
皮や皮付近には、活性酸素を抑制し
コレステロールを排出する働きがあるポリフェノールや
整腸作用を促すペクチン、食物繊維などが豊富。
また、りんごの皮に含まれるポリフェノールには
皮膚の老化を防ぐ効果があることが発見されています。
ジャム化するために必要な3つの要素。皮まで使って上手にジャム作り
![りんごジャム](http://jyohorecipe.com/wp-content/uploads/2013/06/o0480034211623501774-300x213.jpg)
ソースとは異なりとろみのあるジャムは、
糖と酸とペクチンがともに働くことで固まります。
糖はグラニュー糖で補うので、
りんご自体は酸味がハッキリしたものが向いています。
また、果肉はしっかりと繊維が感じられるものが煮崩れしません。
りんごの皮付近には天然のゲル化剤・ペクチンが豊富なので、
ジャムにするときは皮を剥かずに使いましょう。
さて、ジャム作りに一番向いている品種は「紅玉」です。
シャキッとした肉質と強い酸味は他のりんごにはない特徴で、
香りも生き生きしています。
小ぶりで濃い紅色の皮は、仕上がりの色もキレイです。
また、「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」を交配した
アメリカ生まれの「ジョナゴールド」も甘味と酸味のバランスが良く、
紅玉譲りの肉質はジャム作りに適していると言えるでしょう。
シャキシャキの食感も楽しい電子レンジで簡単りんごジャム
りんごジャムを利用すれば、
アップルパイやタルトタタンなども簡単にできます。
簡単・時短なのに美味しくできる電子レンジでジャム作りに挑戦してみてください。
【材料】
・りんご 2玉
・グラニュー糖 りんごの重量の60%以上
・レモン汁 大さじ1
【作り方】
① りんごはよく洗って水気を拭き取り、芯を除いて薄くスライスする。
(食感を多く残したい場合は角切りや乱切りでもOK)
② 耐熱容器に入れ、グラニュー糖を加える
③ ラップをせずに500wで5分加熱する
④ 一旦取り出してアクをキレイに取り除き、レモン汁を加えて混ぜる
⑤ 再び500wで5分加熱する
⑥ アクを取り除いてざっくりと混ぜ、500wで4分加熱する
⑦ 熱いうちに煮沸消毒した瓶に入れてフタをし、逆さまにして粗熱をとれば完成。
りんごの形がないジャムが好みの場合は、
⑥の工程で混ぜ合わせるときにスプーンなどで果肉を潰せばOKです。
瓶に入れたあと逆さまにすることで、
ジャムの熱により瓶内の空気が殺菌され、保存しやすくなります。
りんごジャムの保存方法ですが、冷蔵庫と冷凍庫どちらでも保存可能です。
<冷凍の場合>
フリーザーバッグなどに入れると完全には固まらずに、
サックリ固まり食べたいだけ取り出してまた冷凍するということもできます。
保存期間は1年くらいは保存できますが、早めに使い切りましょう。
<冷蔵の場合>
煮沸消毒をした瓶に入れ、保存期間3か月ほどです。
なるべく早めに食べ切りましょう。
レンジで簡単にできる手作りジャムで、毎日をおいしくしましょう♪