やぎ座流星群2013年極大ピークの時間は?観測できる方角は?条件は?
7月末から8月にかけては、たくさんの流星群が見られます。
みずがめ座δ(デルタ)流星群に続いて、やぎ座流星群や、ぺルセウス座流星群など、1年のうちで最も多く流れ星が見られるシーズンです。
今回は、これらの流星群の中で、数は少ないが非常に特徴的な流星の「やぎ座流星群」について焦点をあててご紹介したいと思います。
◆流星群とは?
まず、「流星」とは、宇宙の小さな塵が地球の大気に飛び込んだ時に発光する現象で、
この流星が一群になって現れるものを「流星群」と言います。
流星群は、大体、ある一点を中心に流れるので、
その中心近くにある星座の名前を用いて「○○座流星群」と呼ばれます。
◆やぎ座流星群とは?
やぎ座流星群は、やぎ座を中心として現れる流星群のことですが、しばしば、中心点近くの恒星の名前
「α(アルファ):ギリシャ語のアルファベットの第1番目」をつけて
「やぎ座α流星群」と呼ばれます。
ちなみに、現在は主要流星群としてはずされ、その実はよく分かりませんが、
4~5月に活動する「やぎ座ω(オメガ)流星群」と、
α流星群と同様、7~8月に活動する「やぎ座σ(シグマ)流星群」の存在があり、
区別されて呼ばれることもあります。
やぎ座流星群は、1時間に2~5個程度しか出現しませんが、
比較的ゆっくりと流れます。
また、時折、爆発を伴うような火球が観測されるのが特徴です。
ピークを迎えるのは7月30日頃ですが、
ちょうど7月28日にピークを迎える「みずがめ座δ(デルタ)流星群」と
活動時期や出現場所が重なるため、分類して観測するのは非常に難しい流星群です。
◆2013年のやぎ座流星群は、いつ、どの方角に現れる?
やぎ座α流星群の活動は、7月3日~8月15日で、目立った活動のピークはありませんが、強いていえば、
7月30日の、特に夜半前が観測しやすいと言われています。
現れる方角は、南東の空ですが、元々活動の数が少ないので、
1時間に2~3個観測できるかどうかです。
流星群の中心となるやぎ座はなかなか見つけづらいですので、
まずは、わし座、こと座、はくちょう座を結んだ
「夏の大三角」を見つけてください。
やぎ座はちょうどその西側にあります。
また、「みなみのうお座」で最も明るい星
「フォーマルハウト」の北側に位置します。
*2013年7月29日午後10時頃の南東の空
(参考: http://www5c.biglobe.ne.jp/~starlit/ から引用)
数も少なく、なかなか選別でいない流星群ですが、
火の玉のような発行を伴う流星が見られるといいですね!