ぺルセウス座流星群2014年極大ピークの時間は?観測できる方角は?条件は?
7月末から8月にかけて見られる流星群の中で、群をぬいて観測されるのが「ペルセウス座流星群」です。
ペルセウス座流星群は、1月に観測される「しぶんぎ座流星群」12月に観測される「ふたご座流星群」と並び、三大流星群にも数えられ、年間に観測される流星群の中で、最も多く見られる華やかな流星群です。
今回は、2014年のペルセウス座流星群に焦点をあてて、ご紹介させていただきます。
◆流星群とは?
まず、「流星」とは、宇宙の小さな塵が地球の大気に
飛び込んだ時に発光する現象で、
この流星が一群になって現れるものを「流星群」と言います。
流星群は、大体、ある一点を中心に流れるので、
その中心近くにある星座の名前を用いて「○○座流星群」と呼ばれます。
◆ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群は、ペルセウス座付近に現れる流星群のことで、8月のお盆頃を中心に活動が観測されます。
ペルセウス座流星群は、スイフト・タットル彗星が
地球付近を通過する影響で出た塵が、
地球の大気に飛び込むことによって発光して見えるといわれています。
最近は「ふたご座流星群」に押されがちですが、
ピーク時には1時間あたり30~60個の流星が出現し、
ピーク前後であっても1時間あたり10個以上出現するといわれています。
流れる速度は速いですが、明るい流星が多いのでよく観測できます。
また、その観測の歴史は古く、最も古い記録は西暦36年で、
2000年近くも継続して確認されている流星群なのです。
◆2014年のぺルセウス座流星群は、いつ、どの方角に見れる?
ペルセウス座流星群の活動は、7月17日~8月24日ですが、今年の活動のピークは8月13日で、
特に午前3時頃が最良の観測ポイントです。
数も多く明るい流星ですのでコンディションが多少悪くても観測できますが、
今年の13日午前3時は、最高の観測状態といわれています。
観測の方角は、だいたい北東の空ですが、
全天にくまなく飛ぶので、できるだけ空の開けた場所で広範囲に観測してみましょう。
ペルセウス流星群は、比較的明るく、流れる量も多く、
初心者でも簡単に見られる流星群です。
しかも今年は最高のコンディションとのこと。
夏休みの思い出に家族で観測してみてはいかがでしょう!