水出しコーヒーの作り方。おすすめの豆の種類はコレ!
嗜好品の代表格といっても過言ではないコーヒー。
「コーヒーを飲まなくちゃ一日が始まらない!」という人もたくさんいるはず。
しかし、朝の1杯目は熱いコーヒーが飲みたくても、暑い季節にはアイスコーヒーが欲しくなったりもしますよね。
そこでおすすめなのが、水出しコーヒーです。
ホットでもアイスでも美味しい!子どもや妊婦さんにもおすすめ
水出しコーヒーとは、
その名の通り「水で抽出したコーヒー」のことです。
水で淹れることにより、コーヒーの香りを逃がさず封じ込め、
良質な味(甘味と苦味)と深いコクを引き出すことができます。
酸化しにくいので数日であれば冷蔵庫でも保存が可能。
常温ではもちろん、
冷蔵庫で冷やせばアイスコーヒーに、温め直せばホットコーヒーと、
どんな温度でも美味しく楽しめる優秀なコーヒーなのです。
抽出には時間がかかりますが、
水と粉をセットしてしまえば放っておけばいいという手軽さも魅力。
また、水に溶けにくい性質のカフェインやタンニンなどの抽出が抑えられ、
飲み口が良く胃にもやさしいので妊婦さんやお子さんにもおすすめです。
夜作って、朝おいしい!水出しコーヒーのつくり方
水出しコーヒーの作り方は、
①水にコーヒーの粉を浸け込み、抽出後濾過する冷浸式と、
②コーヒーの粉に水滴を落とし続けるウォータードリップ(ダッチ式)
の2通りがあります。
②は中南米などで古くから行われていたという伝統的な抽出法で、
この方法で淹れたコーヒーをダッチコーヒーと呼びます。
水出しコーヒーの魅力のひとつは手軽さだと言いましたが、
①の冷浸式は専用器具も不要で、美味しい水出しコーヒーが簡単に作れます。
もっと手軽に楽しみたい人は、麦茶を作るのと同じように
市販のお茶パックに粉を入れて水に浸すという方法もあります。
大体8~10時間程度で飲み頃になります。
この場合、パックを浸したままにしておくと雑味が出たり、
色が濁ったりするので抽出後は必ず取り出してください。
夜作っておけば、朝には美味しい水出しコーヒーの完成です。
氷を入れてアイスコーヒーで楽しむのも良よし、
温め直してホットコーヒーで一息つくのもよし。
温め直すと封じ込められていた香りが放たれ、
香り高いコーヒーが味わえます。
直火では成分の参加が激しく劣化しやすいので、
湯煎か電子レンジ、ホットプレートで加熱しましょう。
さらに美味しくするために水出しに適した粉を選ぶ
コーヒーの苦味は低温、酸味は高温で抽出されるという特徴があり、
水で淹れる水出しコーヒーは酸味が引き出せません。
そして、コーヒー豆は焙煎が深くなるほど酸味が消え、
苦味が強くなるのが特徴。
低温でじっくり抽出する水出しコーヒーには、
やや深煎りのフルシティーローストや深煎りのフレンチローストがピッタリ!
豆の種類は、深煎りで持ち味を発揮するマンデリンやグァテマラ、
タンザニアなどがおすすめです。
しかし、好みはひとそれぞれ。
色々な種類を試して、自分好みの水出しコーヒーを見つけてみてください。