梅酒の作り方と母直伝のお勧めの飲み方
「朝夕1個食べれば医者いらず」なんて言われる梅ですが、
子供の頃、母に、体にいいから毎日一粒食べなさい!と言われていたことを思い出します。
中学の頃は、お弁当持ちの学校に通っていましたが、おにぎりの中に必ず梅が入っていました。
今思えば、梅には、防腐効果もあったんですね。
乗り物酔いにも梅が効く、なんて言われて、お出かけ時にはよく食べていた記憶があります。
梅といえば、クエン酸やリンゴ酸が多く含まれていることが有名ですが、疲労回復や老化防止に良いといわれますし、
それ以外にも、整腸作用、食欲増進、夏バテ防止、肩こり、腰痛、はたまた、
血液をサラサラにして成人病予防にも効果があるそうです。
実は、そんな梅は、奈良時代の頃から薬用として食べられていたとか…。
そんな栄養満点の梅はぜひとも摂取したいものですが、梅干しだと塩分が気になるところ。そんな時には梅酒が最適です。
そういえば、我が家では、年に一度6月頃になると、母と祖母が、梅干と一緒に、梅酒を作っていました。
青梅を山ほど買ってきて、氷砂糖とお酒でつけていました。
作り方は簡単です。できるだけ傷のない青梅を半日程水につけてアクをぬいてから、水洗いし、しっかり水気をとって数時間乾燥させます。
それから、ヘタをとって、ビンに青梅と氷砂糖を交互にいれて、その上から、お酒をいれます。
日本酒や焼酎でもOKですが、我が家は、ホワイトリカーを使用していました。
アルコール度数が35度以上であれば、どんなお酒でもよいそうですが、あんまり風味のきつくないお酒が好ましいです。
最後はしっかり蓋をとじ、冷暗所で保管し、2~3ヶ月寝かすと完成です。しっかり熟成させるには、半年~一年程寝かすのが良いそうです。
ちなみに、我が家には、30年物の梅酒もありますが、とっても濃厚でおいしくいただけます。(長期保存の時は、梅をとっておくことが必須です!)
飲み方は、ロックや水割でもいいですが、私はもっぱら、青汁ソーダ割です。これも母からの伝授ですが、梅酒:青汁:ソーダ=2:1:3程度で割ります。青汁は粉末タイプでもOKです。これにレモンを入れると最高です。
また、寝る前に飲む時には、お湯割がいいですね。温めて飲むと、ほっこり癒されますし、体にもいいんだとか。
梅に含まれるクエン酸の効能は温めることで増すのだそうです。体も心も温まって、一石三鳥。寝つきもよくなること間違いなしです