目黒のさんま祭り2013日程はいつ?行列の待ち時間はどれくらい?
大きな鉄炉で焼き上げるサンマの香ばしい匂いと、立ち上る煙。
毎年2万人以上が訪れる大イベント、
目黒のさんま祭りは今年(2013年)で18回目を迎えます。
《開催日》2013年9月8日(日)10:00~15:00(予定)
《会場》誕生八幡神社(東京都品川区上大崎2-13-36)
各地の名産で美味しさも格別。人気の寄席も大入り満員
目黒とサンマの良さを分かってもらおうと、
新鮮なサンマを炭火焼きと生で無料配布する
大盤振る舞いの人気イベント。
毎年9月の第一もしくは第二日曜日に開催し、
開催日は宮古産サンマの旬によって決定されます。
平成8年度から開催し、来場者は例年2万人以上。
毎年長蛇の行列ができ話題になります。
昨年2012年の際は10時開始に合わせて
9:30から並んだものの1.5kmの行列のため
3時間も並んだ人も続出したそうです。
行列を少しでも避けるためには1時間以上前には
会場に行ったほうが良さそうですね。
さんま祭の主役のサンマは岩手県宮古市、
炭火焼きをサッパリと味わえるスダチは徳島県神山町、
炭火焼きに欠かせない大根おろしは栃木県高林町、
サンマを焼く備長炭は和歌山県みなべ町から無償提供されます。
新鮮なサンマが味わえるほか、
大道芸コンテストや宮古・神山・高林の物産展なども開催されます。
入場無料の落語会「目黒のさんま寄席」も毎年大入り満員の大盛況。
4部構成(各部定員100人、入れ替え制)になっており、漫才や漫談も行われます。
《第一部》9:00整理券配布、9:30開場、10:00開演/立川吉行 ほか
《第二部》10:30整理券配布、11:00開場、11:30開演/立川志ら ほか
《第三部》12:00整理券配布、12:30開場、13:00開演/春風亭勢朝 ほか
《第四部》13:30整理券配布、14:00開場、14:30開演/三遊亭吉窓 ほか
なぜ「目黒」でサンマなの?きっかけは有名な江戸落語
海を悠々と泳いでいるサンマと、大都市の中にある目黒。
「目黒とサンマは何か関わりがあるの?」と、
疑問に思う人も多いかもしれません。
このイベントのきっかけは、
「さんまは目黒にかぎる!」のオチで有名な
古典落語『目黒のさんま』ということです。
『目黒のさんま』がどういう噺かと言うと…その昔、
海から遠く離れた目黒村に馬の早駆けにきた殿様・松平出羽守が
土地の農民が焼くサンマの匂いに惹かれて食べたところ、
あまりの美味しさにすっかりサンマが好きになってしまいました。
後日、どうしてもサンマが食べたいと所望する殿様。
当時サンマは下魚(身分の低い魚)とされていたので、
家来が農民が焼いていた庶民的な焼き方ではなく
丁寧に調理して出したところ不味くなってしまった…というもの。
「さんまは目黒にかぎる!」と言った
殿様の世間知らず(目黒を名産地だと勘違いした)を笑った噺です。
【動画】落語『目黒のさんま』
さんま祭当日の会場は、
炭火で焼かれたサンマの脂が滴り落ちて立ち上る煙と、
香ばしい匂いでいっぱいに包まれます。
炭火でシンプルに焼いた旬の魚は格別です。
かつての殿様と同じ秋空の下、新鮮で美味なサンマを味わいましょう。