八十八夜に美味しい新茶を味わおう!各地の新茶イベント情報。
八十八夜といえば「♪夏も近づく八十八夜~」という茶摘みの歌が頭に浮かびますが、
八十八夜は、立春を一日目として八十八日目の日、ちょうど5月2日(閏年なら5月1日、数十年に一度5月3日の年もあります。)にあたり、春から夏に移る節目の日とされています。
ちなみに5月5日(変動あり)が立夏にあたります。
「八十八夜の別れ霜」ともいわれて、この頃から霜もなく安定した気候になり、
農作業を始める目安とされたり、逆に「八十八夜の泣き霜」といわれ、
急に遅霜が降って農作物への被害を注意する言葉もあります。
ちなみに、お茶にも霜は大敵。
これまで育ててきた茶葉を台無しにしないように注意を呼びかけているんですね。
また、八十八夜の日に摘んだお茶は上等なものとされ、
昔から不老長寿の縁起物として珍重されているのだそうです。
実際は、それぞれの産地の気温によって茶摘みの時期は異なるようです。
お茶の産地といえば、まず何と言っても≪静岡県・静岡茶≫。
日本最大のお茶の産地で、日本のお茶の40%の生産量を誇るのだそうです。
煎茶や深蒸し茶の生産が主流です。
そして≪鹿児島県・鹿児島茶≫が第二位。
日本一早い新茶が出ることで有名です。
第三位が≪三重県・伊勢茶≫。
千年の歴史をもつお茶の名産地で、かぶせ茶が有名。
後は、玉露や抹茶で有名な≪京都府・宇治茶≫、
独特の火入れで芳ばしさが特徴の≪埼玉県・狭山茶≫などがあげられます。
また、八十八夜の時期には各地で新茶のイベントも行われるとのこと!
少しだけですが、いくつか紹介したいと思います。
◆静岡県
『世界お茶まつり2013』
2013年の春、秋に開催されるとのこと。春は5月2日~5日の開催です。県内各地の会場で、世界のお茶が楽しめたり、お茶の歴史や文化、茶器、ティーカップの展示が行なわれたり、日本庭園をめでながらのお茶体験、茶摘み体験も行われているそうです。
◆京都府宇治市
『宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い』
2013年5月2日、宇治茶会館にて開催。茶摘み体験や手もみ体験、新茶の試飲会などが行なわれます。
◆埼玉県入間市
『八十八夜新茶まつり』
毎年5月2日頃、入間市役所前で開催。茶摘み体験、手もみ茶実演、新茶の販売、茶苗木の配布などが行なわれているそうです。
GWの思い出の一コマに、新茶を味わいに出かけても楽しいかもしれませんね!