妊婦検診・出産にかかる費用はいくら?助成金の金額、もらい方は?
妊娠、出産にかかる費用としては、大きく分けて『妊婦検診の医療費』
『分娩と入院にかかる費用』『マタニティ用品・ベビー用品の購入にかかる費用』の3つに分かれます。
特に、初めての妊娠の方は、全てが一からの準備ですので、なかなか物入りです。
一体、妊娠、出産には、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
◆妊婦検診にかかる費用
妊婦検診は、妊娠3ヶ月までは1~2週間に1回、
4~7ヶ月は月1回、
8~9ヶ月は月2回、
10ヶ月目は週1回のペースで受けることになります。
状況によって異なりますが、平均健診回数は15回で、
一回の健診にかかる費用は5000~6000円程度です。
しかし、各自治体から、助成が出ますのでご安心下さい。
母子健康手帳の公布時に、
「妊婦健康診査受診表」という公費補助券を頂けます。
公費補助の金額は自治体によって異なり、
ほぼ全額を補ってくれる所、一部を補ってくれる所と様々ですが、
自己負担は、初診料や公費補助券で補えない部分となります。
補助金によっても異なりますが、自己負担分は1~3万円程度で済むでしょう。
ただし、任意で受ける、インフルエンザなどの予防接種や、
羊水検査(胎児に染色体異常がないかどうかの検査)などは全額自己負担です。
インフルエンザ予防接種は2000~4000円程度、
羊水検査は10~20万円程度といわれています。
◆分娩と入院にかかる費用
各病院や出産の状況によって異なりますが、普通分娩の場合、平均45~50万円程度かかると言われています。
しかし、健康保険や国民健康保険に加入していれば、
「出産育児一時金」として、子供一人につき42万円が補助されますので、
自己負担は、3~8万円となります。
◆マタニティ用品・ベビー用品
《マタニティ用品》4~5ヶ月頃になってお腹が大きくなってくると、
マタニティ用の下着、腹帯、洋服、パジャマなどが必要になり、
分娩にあたっては産褥ショーツ、
出産後には、骨盤リフォーム用のベルトや下着などが必要になります。
また、葉酸などのサプリメントやノンカフェインコーヒーなどの飲食物、
妊娠線予防用のクリームなどを購入する場合もあるでしょう。
これらのマタニティ準備品にかかる平均額は、3~4万円程度のようです。
マタニティ用の洋服などは、
普段から着ているチュニックなどを活用することもできますし、
必要なものだけ購入するようにしましょう。
《ベビー用品》
出産までにそろえておきたいベビーグッズですが、
ベビーベッド、バギー、ベビー&チャイルドシートなどの大物から、
下着やウェアなどの衣料品、オムツ関係、抱っこひも、お風呂グッズ、
哺乳グッズ、お布団、などなど、とても物入りです。
これらの準備にかかる平均額は12万円程度です。
中には、短期間しか使用しなかったり、
買ったけど結局使用しなかったというものもありますので、
例えば、レンタル品を使用するとか、中古品を購入するなど、
かしこいお買い物をしましょう。
以上が一般的に必要になってくる経費ですが、
これらを合計すると、20万程度必要になってくるということが分かります。
その中でも、特にかかるのは準備物です。
何かと物入りになりますので、本当に必要かどうかしっかり吟味し、
時には、中古品やお下がりなどで賢く準備することも大事です。
特に、ベビー用品は、出産前には、必要最低限を購入し、
実際に出産してから買い足ししていくことをおススメします。