両側声帯結節の症状とは?治療法は手術のみ?小学生男子、歌手に多く発祥。
両側声帯結節という病気の名前をご存知でしょうか?
あまり馴染みのない病名かもしれませんが、最近では元モーニング娘。の高橋愛さんがかかったこともあり、ニュースなどにもなったことがあるため、名前だけは聞いたことのあるという方も多いかもしれませんね。
では一体、どんな病気で、どんな症状で、何故なってしまうのでしょうか?
1.両側声帯結節とはどんな病気?
両側声帯結節というのは
声帯に腫瘤(しゅりゅう)というコブのようなもの
(ポリープのようなもの思えばわかりやすかもしれません)
ができてしまう病気です。
両側~という名前なので文字通り両側に腫瘤ができてしまった状態を指します。
2.原因や初期症状など
声を出す時の声帯の粘膜の摩擦がコブができる原因とされています。
また炎症で声が出にくくなっているにも関わらず
無理をして長時間大きな声を出し声帯に負担をかけた場合等など、
炎症から引き起こされる場合もあります。
症状としては、声が枯れたり出にくくなったりします。
喉の痛みや違和感なども場合によって起きることがあります。
3.こんな人がなりやすい!
喉に大きな負担をかける…
歌ったり大きな声を長時間出したり…
喉を長時間使う職業の方などに多く見られるようです。
歌手、学校の先生、アナウンサー…etc
接客業の方やおしゃべり好きの人なんかも可能性がありますね。
調べてみると小学校低学年位の男子にも多いようです。
高橋愛さんのほかには、AKB48の板野友美さんや、
仲川遥香さん(現JKT48)、aikoさんも過去にかかっていました。
やはり声を使う仕事の方たちですね。
4.治すためには?
基本的には消炎薬の投薬などの薬物治療に加え、
声帯に負荷をかけるような間違った発声方法を正す指導などをしていきます。
ただそのような長い目で見た治療期間を取れず
早期に治したい場合などは手術で腫瘤を除去する場合もあります。
手術後一週間は声が出せないようですが、その後は回復していくようです。
仕事柄、よく声を使う人などは一度自分の発声方法に無理がないか、
喉に違和感や痛みはないか、少し気にして見るといいかもしれませんね。