マダ二の生息地は?刺されたらどうしたらいいの?症状と普通のダニとの違いとは?

 

マダニ媒介による新種の感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)に感染して死亡した例が確認され、これで7人目の死亡確認となった、というニュースが発表されました。最近よく聞く「マダ二」とは一体どんなダニなのでしょうか?また、もし刺された場合はどんな症状が出て、どう対処すれば良いのでしょうか?





 

マダ二の被害

 

今年1月に、山口県の女性がマダニ媒介のSFTSで
昨年秋に死亡していたことが確認されたことを皮切りに、

九州、四国、中国地方を中心に、マダニで感染、もしくは、
死亡というニュースが聞かれるようになりました。

 

2011年頃から中国、アメリカでは確認されていましたが、
感染者のほとんどが海外渡航歴がないので、

日本固有の可能性が高く、今まで確認されていなかっただけで、
以前から、マダニでの死亡の危険が身近に存在していたと考えられます。

 

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)とは?

 

そのSFTSは、発症すれば致死量10%以上といわれ、

ワクチンはありません。

 

マダニに咬まれてから6日~2週間の潜伏期間を経て発病し、
原因不明の発熱、倦怠感、嘔吐、下痢、腹痛、食欲低下が起こり、

重症化すると様々な臓器に障害が起こり、死亡にいたる場合もあります。

 

人から人への感染は、

患者の血液や体液との直接接種による感染が中国で報告されていますが、

飛沫感染や空気感染はないとされています。

 

◆マダニって?どこにいるの?防止策は?

 

そもそもマダニは、寝具や衣類に発生してアレルギーの原因になったり、

咬まれてかゆかったり、というようなダニとは全く異なります。

 

ダニは0.2~0.4mm以下で目には見えない存在ですが、
マダニは、外皮が硬く、大型で、吸血する前で約3~4mmで
、吸血すると1cm程まで膨れ上がる場合もあります。

 

また、SFTS以外にも日本紅斑(こうはん)熱など、
様々な病気を媒介しますので注意が必要です。

 

マダニの生息地は、主に森林や草むらの屋外ですが

市街地でも見られます。

 

また、マダニが活動的になるのは春から秋にかけてです。

 

マダニの食料は動物や人間の血液で、

一度咬みつくと1~2週間ほど吸血し続けます。

 

屋外に出かけるときには虫除けスプレーに長袖、長ズボンを着用し、

袖口を絞っておくとなお安心です。

 

また、ペットにも、ノミ・ダニ駆除薬をつけてあげましょう。

 

◆マダニにかまれたらどうしたらいいの?

 

マダニは一度咬むと長期間吸血し続けます。

 

発見した時に無理に取り払おうとしても、
頭部が残ってしまったり、うまく取り除けないことが多いですので、
皮膚科を受診して除去してもらいましょう。

 

切開して取り除くことが多いようです。

 

また、マダニに咬まれた後に発熱した場合には、
すぐに病院を受診しましょう。

 

これからの季節、

山や川に出かけたり、キャンプをしたり
という機会も増える時期なので十分な対策をして出かけましょう!!

 

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