土筆の読み方とは?お勧めレシピと簡単なかまとり方法。
春がやってきて散歩道でも時々見かける土筆ですが、春の味覚とはいえ、なかなか口にする機会はありません。
というのも、どこかで栽培されているようなものではないので、スーパーなどでも販売されていません。自力入手あるのみなのです!
生えているところは、川の土手や田畑のあぜ道、原っぱ、肥料のよく効いた休耕畑。
土筆と書いて【つくし】と読みますが、その風貌が確かに筆にとっても似ていますね。
採れる時期は、桜の咲きだす少し前と言われていますが、3月中旬~下旬頃、九州など南の温かい地域であれば2月下旬~3月初旬頃、土筆がいっせいに顔を出した時がベスト!とはいえ、なかなか難しいのですが、土筆を見つけたらまず穂先をチェックしましょう!
穂先が褐色でよりしまっている土筆がおいしいです。あまり採る時期が遅くなると、穂先に蓄えられた胞子が散布されて味が落ちてしまいます。それから、茎は細いものよりも太いものを選びましょう。
採取してきたら、次は、下ごしらえ。
ここで重要なのが「ハカマ取り」です。「ハカマ」土筆の茎についているギザギザの部分のことですが、これがとても大変!
指の先が真っ黒になってなかなか落ちませんので、ビニール手袋の着用がおススメです。
ハカマ取りが終わると、何度も水をかえてキレイに洗ってから、水につけて灰汁をぬきます。時間があれば一晩じっくり水につけて下さい。
ここまでが、下準備!
そして、早速、調理ですが。土筆のレシピといえば、≪天ぷら≫≪卵とじ≫≪佃煮≫が定番でしょうか。
簡単なのは≪てんぷら≫です。灰汁をぬいた土筆に天ぷら粉をつけて、かき揚げ状にして、170~180度の油で軽く揚げます。
15秒程度でOKです。食べ方はお塩でも、お出汁でもOKです。
≪卵とじ≫は、さっと下茹でして水をきってから、醤油・酒・ミリン・砂糖で炒めます。
水気がなくなってきたら最後に卵でとじて完了です。
≪佃煮≫も、さっと下茹でして水を切ってから、醤油・酒・ミリン・砂糖で、水気がなくなるまで煮詰めていくと出来上がりです。
下ごしらえが大変な土筆ですが、ほろ苦さがおいしい春の旬の素材です。
ぜひ試してみて下さい!