不快指数の意味とは?計算方法は簡単です!

毎年夏になるとよく耳にする「不快指数」という言葉があります。

 

不快指数と聞いて連想するのは

「ムシムシ」「汗だく」「気持ち悪い」など、

本当に不快で爽やかさのかけらもありません。

 

天気予報を見ているとよく出てくるこの言葉を聞くたびに

不快な気分になるのは私だけではないと思います。

 

でも、不快指数って分かっているようで分かってない言葉ですよね。

不快指数とは何か?不快指数がどのくらいだと不快に感じるのか?

などを色々と調べてみました。


不快指数とは

不快指数の意味と計算方法

 

不快指数とは、

夏の蒸し暑さを数量的に表した指数のことをいいます。

 

1957年にアメリカの気象局が

冷房に必要な電力を計算するために考案しました。

 

不快指数は75以上になると1割の人が不快と感じ、

85以上になると全員が不快に感じるそうです。

 

しかしこの不快指数は温度と湿度のみ

計算されるものとなっていて気象庁の統計種目にはなっていません。

 

実際に体に感じる蒸し暑さや不快感は

気温と湿度以外に風の有無などによっても

体感の違いが出てきますから

あくまでも参考程度の指標といっていいでしょう。

 

不快指数と体感の関係性について

 

さて、不快指数にはそれぞれの値について

人間がどの様に感じるかを対応させたものが存在します。

 

~55  寒い

55~60  肌寒い

60~65  何も感じない

65~70  快い

70~75  暑くない 不快感を持つ人が出始める

75~80  やや暑い 半数以上の人が不快に感じる

80~85  暑くて汗が出る  全員が不快に感じる

85~   暑くてたまらない

 

不快指数を求める計算式

不快指数と梅雨

 

不快指数を出す計算式は2つありますが、

どちらも同じ数値になります。

 

・不快指数(DI) = 0.81T + 0.01H(0.99T – 14.3) +46.3

・不快指数(DI) = 1.8T – 0.55(1 – H/100)(1.8T-26) + 32

 

※D1=不快指数、T=(乾球)気温(℃)、H=湿度(%)

 

試しに計算をしてみると、

気温30℃で湿度が70%のときの不快指数は81.4で全員が不快に感じる

気温28℃で湿度が55%のときの不快指数は76.4で半数以上の人が不快に感じる

気温20℃で湿度が60%のときの不快指数は65.8で快い

のようになります。

 

ちなみに日本人は不快指数75になると約9%

不快指数77になると約65%の人が不快に感じるようです。

 

特に日本には梅雨がありますから

気温と湿度が高く、蒸し暑い日が続くと

毎日不快な気分で嫌になってしまいますね。

 

不快感の感じ方は日本人と外国人で差がある?

 

ところで蒸し暑い、寝苦しいなどの不快感は

日本人と外国人で違いがあるのでしょうか?

 

答えを最初に言ってしまえばNOです。

暑さを感じる、不快に感じるというのは個々の感覚ですし、

子供の頃からエアコンのある環境にいた人とそうでない人では違うでしょう。

これは日本人も外国人も変わらないと思います。

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