コーヒーの種類と効果 効能。美味しいコーヒーの入れ方とは?
忙しい一日の中でほっと一息つきたいとき、
食事の後に友人たちとおしゃべりするときなど、
コーヒーはそんな日常をちょっと豊かにしてくれる、そんな飲み物。
豊かなコーヒーの香りを嗅ぐと、
それだけで緊張していた体と心が解きほぐされていくような感じで
リラックスできますよね。
今回はそんな私たちの毎日に欠かせないコーヒーの効能や効果、
そしてコーヒーの美味しい入れ方などを紹介します。
●コーヒーの成分と効果・効能
コーヒーにはカフェインやポリフェノールが入っていますが、
それぞれどんな効果や効能があるのでしょうか。
<カフェイン>
- 胃液の分泌を活発にするので食後に飲むと消化が促進されます。
- 二日酔い防止効果。
アセトアルデヒドの分解を助けてくれるのです。
だからといってたくさん飲むのは他に影響が出ますからほどほどに!
- 中枢神経を穏やかに刺激し、心と体をリフレッシュする働きがあります。
- 脂肪の分解を促進したり自律神経である交感神経を刺激して、
<ポリフェノール>
利尿作用や新陳代謝の促進作用があり、
女性にとっては美肌効果も期待できます。
ヨーロッパでは昔からコーヒーは
お肌に良い飲み物として愛飲されてきたそうです。
※コーヒーにはポリフェノールの一種である
クロロゲン酸類を始め、豊富な抗酸化物質が含まれているため、
美肌や老化防止にも効果があります。
●コーヒーで生活習慣病を撃退
最近の研究でコーヒーには
糖尿病やガンなどの生活習慣病を予防する効果が
あることがわかってきました。
コーヒーを週に5杯以上飲む人と
全く飲まない人とを比較してみたところ、
日本人に多い二型糖尿病になるリスクが減少したそうです。
これにはコーヒーに含まれるカフェインや
ポリフェノールが複合的に働くためだということです。
またコーヒーには善玉コレステロールを増やす働きがあるので
動脈硬化にもなりにくくなります。
さらに血糖値の上昇を抑える働きもあり、
食後のコーヒーというのも気分の問題だけでなく、
理にかなっているんですね。
●コーヒーを飲むのを控えた方がいい人
コーヒーの効果や効能は、
いいことばかり取り挙げられがちですが、
飲むのに注意の必要な人もいます。
例えば、、、
<妊娠中の女性>
コーヒーに含まれるカフェインには
乳児の死亡や流産などのリスクがあります。
でも、とてもコーヒー好きで、
飲まないことがストレスになることも良くないので、
1日1杯くらいにしておきましょう。
<狭心症の方>
カフェインによって血圧や脈拍が上がりやすくなるので控えましょう。
また、コーヒーにはカリウムも含まれているので、
高カリウム血症や腎不全の方も控えた方がいいそうです。
●コーヒーの種類
コーヒーにはいろいろな種類があります。
あなたはどんなコーヒーがお好みですか?
<ブレンド>
数種類のコーヒー豆をブレンドしたコーヒーのことです。
喫茶店へいったらコレ!お店の個性が光るのでまずは飲みたい1杯です。
<ストレート>
ブレンドが数種類の豆を使うのに対し、
ストレートは1種類の豆だけを使用したもの。
モカやコロンビアなどをストレートということもあります。
<アメリカン>
喫茶店でブレンドとともに良く注文されるアメリカン。
薄いコーヒーと思われている方多いと思いますが、
浅煎りのドリップコーヒーのことをいいます。
浅煎りなので酸味が強めで軽めのテイストです。
「アメリカン」という豆があるわけではありません!
<エスプレッソ>
深煎りの極細挽きの豆をエスプレッソマシンなどの
専用器具を用いて作るコーヒーで、イタリアやフランスなどで人気があります。
高温・高圧の蒸気圧で一気に抽出するため、濃いめのテイストです
<カフェオレ>
フランス語でコーヒー牛乳のことを「カフェオレ(café au lait)」といいます。
コーヒーを牛乳で割ったものです。
<カフェラテ>
イタリア語でコーヒー牛乳のことを「カフェラテ(café au lait)」といいます。
イタリアでコーヒーといえばエスプレッソ。
なのでカフェラテはエスプレッソの牛乳割りのことを指します。
<カプチーノ>
エスプレッソに泡立てたミルクを加えたものです。
この泡でハートの模様や動物などがかかれているのを見たことありませんか?
ふんわり柔らかい泡が口当たり良く、最近人気のコーヒーです。
●コーヒーの美味しい入れ方
コーヒーを美味しく入れるためには3つのポイントがあります。
1, 品質の高い新鮮なコーヒー豆を使うこと
2, コーヒーに適した水と温度で入れること
3, 入れ方
この3つのポイントを押さえれば
美味しいコーヒーを淹れることができます。
焙煎したコーヒー豆は時間と共に味が落ちていきます。
なので焙煎後はなるべく時間の経たないうちに使い、
豆は飲む直前に飲む分だけ引くことが大事です。
次に水ですが、
日本の水道水は一般的に軟水なので、通常は問題ありません。
コーヒーを淹れる温度は82~85℃が最適です。
ではコーヒーの入れ方です。
① ペーパーフィルターをミシン目に沿ってきちんと折ります。
フィルターの底の角2箇所を内側と外側から指で押してつぶし、
ドリッパーに密着するようにセットします。
② 粉をフィルターに入れる前に一度沸騰させたお湯をフィルターに注ぎます。
これはドリッパーとサーバーを温め、フィルターとドリッパーを密着させるためです。
③ 挽いたコーヒー豆をフィルターに入れ、少し揺すって平らにならします。
④ 少量のお湯を注ぎ、コーヒー豆を蒸らします。
しばらくそのままで蒸らした後、お湯を注ぎます。
粉の中心から縁に向って“の”の字を描くように始めは細く、
だんだんと太くしながらお湯を注ぎます。
(フィルターに直接お湯がかからないように注意!)
⑤ フィルター内の泡には悪い味が含まれているので、
コーヒーが落ちきるちょっと前にサーバーからドリッパーを外します。
⑥ 最後にサーバーの中に溜まったコーヒーは
濃さが一定ではないのでサッとかき混ぜて出来上がりです。
美味しいコーヒーで今日も一日頑張りましょう!