緑茶の効果 効能と成分は?ダイエットにも効果あり!
日本人のほとんどの人が日常的に飲んでいる緑茶。
一言で緑茶といってもいろいろな種類があり、色も味も違います。
無糖で苦い緑茶ですが、飲むとさっぱりして、リラックスできるから不思議です。
この緑茶の効果・効能や成分、また、ダイエットに効果があるの?
というところにまで迫って見たいと思います。
●緑茶の成分とその効果・効能
緑茶の成分で良く知られているものに
カテキンやフラボノイドなどがありますが、
それ以外にも体に良い成分がたくさん含まれています。
緑茶に含まれている成分と、
その効果・効能には次のようなものがあります。
<カテキン類>
発がん予防、コレステロール低下、血圧、血糖値を下げる、
抗菌・殺菌・虫歯予防・免疫力アップ
また、大腸菌o-157には緑茶のカテキンが特効であるといわれています。
<フラボノイド>
殺菌作用で虫歯を防ぐ、血管の強化
抗酸化物質のフラボノイドは内皮細胞を活性化させ、
血管のつまりを防いでくれます。
<カフェイン>
疲労回復、脳の動きを活性化させる、
覚醒作用、二日酔い防止、利尿作用
<ビタミンC>
風邪の予防、ストレス解消、シミ・ソバカスの予防、抗酸化作用
<ビタミンB2>
口角炎予防 、皮膚や粘膜の保護
<テアニン>
血圧降下、脳、神経機能調節 、リラックス作用
<γ-アミノ酪酸>
血圧降下、脳卒中や動脈硬化の予防
<サポニン>
抗菌、ぜんそく緩和、血圧降下 、抗インフルエンザ作用
<ミネラル>
虫歯予防(フッ素)、がん予防(亜鉛、マンガン、銅など)
<食物繊維>
便秘防止、心臓病予防 ・β-カロチン
<ビタミンE>
老化予防・がん抑制、免疫力アップ 、抗酸化作用
<クロロフィル>
消臭、抗菌
古代中国の逸話に、
農業を司る神農が1日百草を噛んでみて、
72の毒に当たったけれど、緑茶を飲んで毒を消したという話があります。
緑茶には様々な効果、効能があるんですね。
●お茶の種類と栄養素の違い
お茶は緑茶やほうじ茶など、いろいろな種類があります。
お茶の種類によって栄養成分も少しずつ違っています。
<お茶100g中の成分>
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ナイアシン | ビタミンC | ビタミンE | |
玉露 | 12000IU | 0.3IU | 1.16IU | 6.0mg | 110mg | なし |
煎茶 | 7200IU | 0.35IU | 1.4IU | 4.0mg | 250mg | 65.4mg |
ほうじ茶 | 6700IU | 0.1IU | 0.82IU | 5.6mg | 44mg | なし |
抹茶 | 16000IU | 0.6IU | 1.35IU | 4.0mg | 60mg | 28.2mg |
番茶 | 7800IU | 0.25IU | 1.4IU | 5.4mg | 150mg | なし |
この表を見ると煎茶はお茶100g中に
250mgものビタミンCが含まれているのが分かります。
他のお茶から見てもこの量は突出していますね。
他にない特徴として煎茶と抹茶にはビタミンEが含まれています。
ビタミンEは老化の抑制作用もありますからこれは見逃せません。
●緑茶のダイエット効果は?
書店へ行くと様々なダイエット法の書かれた本や
雑誌が並んでいますが、緑茶でダイエットはちょっと聞きませんね。
けれど、緑茶にはダイエットに効果があるんです!
緑茶には脂肪燃焼の効果を高める作用があり、
緑茶を飲んだ後に運動をすると
脂肪をエネルギー源として優先的に利用してくれるのです。
なので、ウォーキングなどの運動をする前に緑茶を飲むと
脂肪が燃焼してダイエットに効果を発揮します。
●美味しいお茶の淹れ方
せっかくお茶を淹れるのだから美味しく淹れて飲みたいですね。
日本茶インストラクターが
美味しいお茶の淹れ方を解説した動画がありますので
ぜひ参考にしてみてください。