ブルーベリージャムのレシピ 電子レンジ編。効果と効能は?
甘酸っぱさがギッシリ詰まった小さな粒。
その見た目の可愛らしさからもスイーツなどの材料として人気のブルーベリーは、
栄養価が高く、視力回復や老化防止、整腸作用など健康的な果実です。
今日は電子レンジで簡単に作ることができるブルーベリージャムのレシピをご紹介します!
ブルーベリーの旬は?その高い栄養素と効能。
ブルーベリーの輸入物は産地を替えながら安定して通年入荷されているので、
特に旬はないといえます。
一方、国産では6~8月の夏にかけて収穫され、まさにこれからが旬です。
ブルーベリーは数ある果物のなかでも体にいいとされる栄養素が豊富。
特に有名なのは、疲れ目や視力回復に効果があるとされるアントシアニンです。
アントシアニンはブルーベリーの濃い色素に含まれるポリフェノールの一種。
目の網膜視細胞で光を伝達するロドプシンの再合成を促進する働きがあります。
最近では、骨粗しょう症の予防効果があることも分かりました。
抗酸化作用のあるビタミンEも豊富で、
老化防止や抗がん作用、成長作用も期待できます。
また、一日に必要とされる食物繊維は25gですが、
ブルーベリーには100g中に4.54gもの食物繊維が含まれています。
今回紹介するジャムにすると、
水溶性食物繊維のペクチンによって大腸の働きが活発になり、
便秘解消にもつながるのです。
ジャム化に必要な要素はワイルドブルーベリーが抜群!
果物がジャムになるために必要なものは、糖と酸とペクチンの3つです。
果物を煮ると水溶性の食物繊維・ペクチンが水に溶け出します。
糖分とともに煮詰めることで、
果実中の酸とペクチンが作用し、ジャム化するのです。
ジャムはもともと保存食品。
糖度を高くすることで微生物が繁殖できないようにしています。
健康ブームで糖分控えめにする傾向もありますが、
保存のためには60~75%の糖度が必要です。
では、ジャムに向いているブルーベリーはどんなものでしょう。
ブルーベリーは大きくは栽培種と野生種に分けられ、
ジャムに向いているのはペクチンが豊富で酸性が強い野生種です。
ワイルドブルーベリーとも呼ばれ、風味が良く、加工に向いています。
アメリカ・カナダに自生し、日本ではまだほとんど栽培されていませんが、
冷凍果実として多く輸入されています。
冷凍しても生果と同じように利用できるのはベリー類の特徴です。
果実の風味を生かした、電子レンジで簡単手作りジャム
ジャムの作り方はとっても簡単!
<材料>
・ブルーベリー(冷凍でも可)250g
・グラニュー糖150g(好みで調整)
・レモン果汁大2
<作り方>
1,まず耐熱陽気にブルーベリーとグラニュー糖を入れ、
500Wのレンジで4分加熱します。
2,一旦取り出してアクを取り除き、よくかき混ぜます。
3,再度500Wで4分加熱し、取り出してアクを取り除きます。
※この時点でまだ水分が多いようであれば、
様子を見ながら加熱を追加してください。
4,ある程度ジャムのようになったらアクを取り除き、
レモン汁を加えて混ぜたら完成です。
グラニュー糖を使い、アクをていねいに取り除くことで
透明感のあるジャムに仕上がります。
できあがったジャムは、煮沸消毒をして自然乾燥させた保存瓶に熱いうちに入れ、
粗熱が取れたら冷蔵庫で保存しましょう。
砂糖を減らして作る場合は、2週間程度で食べきるようにしてください。
手軽に作ることができる電子レンジジャムで、
果物の風味と栄養素をおいしく取り入れてくださいね。