子供の鼻血の原因と止め方。いい例、悪い例はこれ!
小さな子供は、鼻血を出すことがよくありますよね。
私自身も、小学生の頃、電車に乗って下を向いていたら急に鼻血が出てきてびっくりしたという経験があります。
また夜に寝ながら鼻血を出していて朝起きたら子供の枕に血がついていてびっくり、という経験をお持ちのお母さんも多いかと思います。何か病気かもしれないと心配になりますよね。
今日は子供の鼻血の原因や対策、予防法について紹介します。
・鼻血が出る原因
子供の鼻血の原因は、鼻がムズムズする、くすぐったいなどで鼻を触ってしまう物理的刺激で
粘膜が傷つけられることの場合が多いようです。
子供は大人に比べ粘膜が弱く、
また鼻をかむ強さなども加減がわかっていないため、
傷つけやすいんですね。
中にはアレルギー性鼻炎や
副鼻腔炎などの病気が原因で粘膜が弱っている場合もあります。
・鼻血のでやすい子供の特徴は?
粘膜が弱い子供などは少しの物理的刺激でも
鼻血が出やすいと言われています。
またアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など
慢性的に鼻水が出て炎症を起こす病気を持った子供の場合も、
炎症によってさらに少しの刺激で出血しやすくなっています。
・大きな病気に発展することは?前兆は?
一般に、鼻血が止まらない=白血病などの血が止まらなくなる病気などの
重大な疾患に即結びつく可能性は低いようです。
ただしあまりにも頻繁に出て、
かつ長時間ずっと止まらない場合などは
血液疾患や鼻の腫瘍性疾患などが発見されることが稀にありますので
一度病院で診断してもらったほうがいいでしょう。
・いい対処法、ダメな対処法
良くない対処法
×上を向く、仰向けに寝かせる
鼻血を飲み込んだり器官に入ってむせたりしやすくなります
×首の後ろを叩く
出血時間を長びかせます
×ティッシュを詰める
鼻の粘膜を傷つける恐れがあり、
また一時的に血は止まるがティッシュを抜く際に
かたまっていた血の塊を一緒にはがれてしまい再び鼻血が出てしまうことがあります。
正しい対処法
○鼻血を飲み込まないように下を向かせるもしくはうつ伏せにする
○小鼻の上あたりを強くつまむ(鼻で息ができない程度の強さ)
15分くらいで出血が止まります
それでも止まらない場合は耳鼻科で診断を受け
止めてもらったほうがいいでしょう。
・予防方法はあるの?体調管理、睡眠、食べ物、栄養素など
粘膜が弱いことが原因として考えられますので
免疫力を高め粘膜を強くするビタミンCを多く含んだ
レモンやブロッコリーなどのフルーツ・野菜をしっかりと摂取させましょう。
また鼻を傷つける物理的刺激を減らすために
爪を伸ばしすぎないようにする、
体調が悪くなると出るという子供もいるので
睡眠時間の確保や栄養バランスの良い食事などを心がけるようにしましょう。
つい不安になってしまいがちですが、
原因を知っておくことでしっかりと対処できるようになりますよね。